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品川歴史館 (品川区大井) [郷土博物館]

 さて日曜日、家事を済ませると15時で今から遊びに行ける場所は無いかな?17時前には浅草に行きたいのだけれども。大体施設の見学が1時間程度の郷土博物館が良いか、ならば浅草に向かう道中にある品川歴史館か、郷土博物館好きで以前より池上通りを通る度に前を通るのですが入るのは初めて。こんな馬鹿でかい施設作る必要有るんかいな?とか思っていましたが、方々廻ったら23区内の他所も大体同規模の郷土博物館を構えているので特別大きい訳でも無いのだなと
立派
 左手に駐輪場らしきものがあるのでそちらに原付を停める、と、若い男性が三々五々入館して行って何か有名なのこの施設?入ると事務所がありそこで百円払うと観覧券としおりをくれる。何をどうしたもんか?と言うので先ずは池上通り沿い方向に進むと「はっけん!!むかしの本」と言う企画展、保存状態の良い和本が並んでいて「偽紫田舎源氏」の原書がこんなにキレイな物も残ってるのね。当時の流行小説だけど今風に言うとラノベかコミックスじゃないだろうか?と言う風に挿絵主体の小説です。

 入り口方向に戻る途中の引き戸が開いて庭に出る事が出来る、元々は昭和初期に建てられた安田財閥ゆかりの邸宅跡なんだそうで茶室と庭園はほぼ当時の物。大森界隈は戦前ならドイツ学校が有ったり山王はもう既に邸宅街だったのでさもありなん、暑い日でしたが折角なので庭園に出てみると竪穴式住居遺構が有るのは良いけど8世紀初頭の物なんだとか、平城京が出来た頃でも地方ではいまだに竪穴住居住まいだったのかよと山上憶良の貧窮問答歌に思いはせたり。


茶室
 常設へ、先ずは貝塚だの土器だの。大森貝塚が同じ池上通り沿い並びだし当然か、と思って見ていると中世に関西との交易品として多摩川沿いで見つかる事が多い常滑焼きの大甕があったりと時系列はランダム。品川区の歴史としては貝塚と品川宿と言う宿場町に大名下屋敷が多数あったと言うのが基本ね、展示室1の中央部分に品川宿を復元した模型があり、そんなのは新宿区の内藤新宿復元模型でも見たぞ。と思ったら足元に当時の住宅地図があるのでそれと復元模型を照らし合わせて確認出来る趣向が面白い、喜多川歌麿が栃木で描いた肉筆浮世絵に「品川の月」と言うのが有るのでその茶屋はどれだろうね?

 宿場が有ったと言っても江戸市中ではない農村部なのでどんな生活をしていたか?と言うのが見たいのだよね、すると江戸時代の始めに品川用水を引いて農業が盛んになったって江戸幕府ってどんだけ土木工事大好きなんだよ?それで品川の特産品として「ネギ・人参・タケノコ」を江戸に供給したらしい、今となってはそれほど竹林が有るでもないのでタケノコはビックリだ、人参は馬込辺りで今でも固定種の品種が有ったような気がする。
特産品
 海苔の養殖だって大田区の北側なので当然やっていたけど海苔専門の郷土館作った大田区に任せて展示はかなり簡単、桁船と言う帆走で船体を真横に進ませて地引網をする大型の漁船の模型が展示してあったりと一次産業の展示は簡単ながら面白い。下屋敷については敷地にシェパードか何か洋犬が江戸時代に埋葬してあったとかで骨格標本が有ったり、黒船来航の時に土佐藩がどうこうというのも品川に土佐藩の下屋敷が有ったからなのね。

 展示室2は基本的に近代、とは言え展示がランダムなのでそうも言い切れないのが何とも。空襲の被害状況を終戦後に記録した米軍撮影の航空写真では、現TOC前の中原街道と第二京浜が交わる場所が交差点ではなくロータリーになっていたのが見て取れるのですが、こんな住宅地まで徹底的に焼き尽くしたのだなと。ココまでインフラ破壊されてればそりゃ終戦間際はノミやシラミが蔓延るよ、品川区民なら社会科で習うのでしょうけど戦後に荏原区と品川区が合併して品川区になったのか。品川区内の税理士会は荏原支部と品川支部に別れているのが当時の行政区分の名残なのかな。

 常設の最後に戦前ハーレーダビッドソンの代理店からメーカーとなった陸王と、その倒産後に工場跡地で創業した品川硝子製造所の遺構の展示が。品川硝子製造所は現在明治村に移築してあるそうですが流石に犬山まで見に行くほどじゃない。2階に上がると土器の複製品やら大森貝塚と言えばのモース博士の展示もあり、そして休憩スペースに行くと人形が下を見下ろしていてその目線の先が先ほどの常設だったわ。地元なのでそんなに期待せずに行きましたがやっぱり知らない事一杯で郷土博物館は面白い。
常設を見下ろす

品川歴史館
http://www.city.shinagawa.tokyo.jp/jigyo/06/historyhp/hsindex.html


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