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たけくらべの聖地巡礼 [旅行]

 樋口一葉の「たけくらべ」に登場するのが台東区の吉原周辺なので「聖地巡礼」しようと思い立ったリ、樋口一葉もなあ、NHKがこれだけ毎年無理やり女性大河ドラマをやらかし続けているのでいっその事一葉主人公で作ればどうよ?24年の生涯なので20歳位の女優さんが晩年まで演じて違和感無いし、ただご当地大河しようと思うと内幸町と竜泉と本郷しか出てこないので地方の観光振興には全然寄与しないか

 たけくらべはヤングアダルト小説風なので、基本子供目線だから深読みすると実はもっと闇が深いんじゃなかろうか?とか勘ぐってしまう。美登利さんもお姉さんが吉原の遊女になった際に両親と一緒に和歌山から上京したとあるのでひょっとしたら姉妹共に売られていたらどうしようか?ちょっと関西訛りだそうなので東京の男性受けしそうではあるし。正太も祖母が高利貸しをしていて最近は取り立ての手伝いをするとか、腰を据えて仕事をするでもない三五郎もヤングアダルトを通り越したらどうなるのだろうね?

 そう言う人物描写が案外無くて災厄そのものなのは暴れ者の長吉だけで、同じくバックグラウンドの描写があまり無い信如はしかしこの恋愛未満のじれったい恋物語の主役だから良いのか。お盆休み中に聖地巡礼をしつつサテ?喧嘩は何処の神社の祭礼だったか?と思いつつ帰宅して読み返すと千束神社と思い切り書いてあってコレはしまったわ。幸い後日都心に行く用事があったので帰りに寄ってみるよ、千束稲荷神社前の道から休業中の恵美須湯が良く見えます。
千束稲荷神社
 都心にしては境内広いかな?作中では屋台が吉原まで続いたとありますが今でもそんなに栄えているのだか?8月20日に現在は祭礼は無いようです。手水を使ってから本殿に参拝すると奥行きの有る社殿だわ、そして本殿向かって左手に平成20年奉納と言う樋口一葉像があるのも見逃せない。五千円札が樋口一葉になったのが平成16年なのでそれで作ったのだろうか、享年24と言う一葉なのに何だかロン毛の福沢諭吉とでも言うべき迫力があるのはどうなのよ?
樋口一葉像


 昭和通りの反対側に行くと下谷で、作品中に当時の栄えっぷりが描写されていた下谷三島神社。大社造りの本殿も境内もコンパクトで、以前読んだ「六本木随筆」に戦後都内の社寺はその敷地が狭くなったとあった通りだなと。手水は水が溜めてあるだけで嫌だなあと思ったら人感センサーで参拝者が近付くと水が流れ出すハイテクで良いんだか悪いんだか。千住がへりの青物車にご用心とあるので、青果市場からの仕入れの車が前を通ってたのだなと。
下谷三島神社


 三島神社から鴬谷方向へ少し進むと小野照先神社、作中ではこの2つの神社が競うように栄えている様が描写されています。コチラは実は根岸の宝泉湯に行った際に参拝しているのだよね、今回改めてお参りすると前回同様に猫だらけで良いお社だわ。こちらも手水が人感センサー式ハイテク仕様。
小野照崎神社


 さらに南下して浅草通りを越えて下谷の光月町と昭和24年初版の新潮文庫に記されて現在の住所で言う東上野に行くと太郎稲荷神社、作中では美登利さんが遊女のお姉さんの商売繁盛の願掛けに日参していると言う良いんだか悪いんだか。当時は浅草通りなんてどうと言う事も無かったのでしょう、小説には「中田圃の稲荷」とありますが現在は周囲をビルに囲まれたお稲荷様と言う態の小さい社で付近にポケスポットがあるらしくスマホを手にした中年男女が多数いました
西町太郎稲荷神社


 ではコレから吉原へ、言わずと知れたソープ街ね。吉原大門交差点に見返り柳の碑がありちゃんと柳もありますね、とか下谷方向からではなく日本堤から進む。たけくらべではこんな場所に子供がチョロチョロしていると変にませて、と言う調子でしたが例えば川崎堀之内界隈でかつて風俗店や暴力団事務所が立ち並ぶ中を黄色い帽子をかぶって集団下校する小学生を見かけた事もありそれほど現代でも変わっていないのだなと。
見返りの柳
 そこから少し入るとGoogle地図には吉原大門跡、と出るのですが特に碑も何も無い。すぐ脇に喫茶店看板を掲げているけど喫茶店じゃないだろうと言う態の店が並んでいたりもする。
吉原大門跡
 その脇に入るとお歯黒溝の石垣跡ですが最早案内板すら無いね、推定でココかと思う位。はね橋がこの溝にかけてあり遊女の逃亡を防ぐために番屋まであったと言う史跡なのに、すぐ裏手に大きな交番があるので番屋は無いでもないか。
お歯黒溝の石垣跡
 ソープランド関係者は白ワイシャツに黒のスラックス姿でラフな通行人と比べても悪目立ちしているような、そして何より面白いのは風俗店がズラっと並ぶでも無く所々歯抜けの様になった場所には分譲や賃貸のマンションが建ち並んでいるんだよね。所謂山谷界隈もドヤ街だなんだは昔の話で今はなんでも大手町までの通勤時間で相場が決まると言う、ソープ街だで値段が下がるならばむしろお買い得と言う市場原理が面白い。近日中にただのマンション街になるんじゃないのか?工場が地方に移転する様にソープ街も市場原理で移転するかもしれない。



 出だしは千束稲荷のお祭りで後半は鳳神社の酉の市、お姉さんに島田に髪をセットされて本物の遊女みたいになって恥ずかしくて堪らない美登利が逃げ帰ったりとヤングアダルト青春小説っぽくなってくるくだり。普段の昼間に行くとガランとしているので酉の市の様子の写真を。
酉の市
 作中で大音寺町と地名で登場する大音寺、信如の実家である龍華寺のモデルになった寺なんだとか。劇中では商売気のある大和尚が酉の市の日に箸を売ったりと儲かっていそうでしたが現在は墓地があるばかりの無人寺かな?並びの西徳寺は栄えているのに。本当にはす向かいに鳳神社があるので霜月酉の日に屋台は出したくなるかも。
大音寺
 その信如の姉であるお花が大和尚に茶屋を任されていたのが三田、三田って田町じゃなくて旧地名浅草田町と言い現在の浅草六丁目。竜泉からほど近いので信如のお使いも本人が面倒がるほどの距離じゃないだろうに、と言うのもこの界隈ブラブラしてみないと解りませんよ。
旧浅草田町


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