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浄閑寺 (荒川区南千住) [旅行]

 「荒川ふるさと文化館」の展示を見ていたらどうしても浄閑寺に行きたくなってしまった、吉原遊女の投げ込み寺と言うのは知っていたけどそれが浄閑寺だとは知らなんだ。吉原の近くだろうから荒川区と言っても台東区との境に違いない、折角の郷土博物館なのだからそう言う案内地図が有るだろうと思ったら全然有りませんね。東京はこれから観光地として観光客を受け入れていかねばならないのに荒川区は自覚が足りなすぎる、区内に良い観光名所が沢山有るのに、他の区も大差ないか。

 幸か不幸かふるさと文化館の上階は区立図書館なので3階へ移動、地図コーナーに行くとゼンリンの住宅地図が有るんだけど荒川区だけ無い。いやさ、住宅地図は細かすぎて探すのが却って大変だしどうしたもんか?と思案していたらカウンター近くに区内の名所地図がありそれで浄閑寺の凡その位置を確認、予想通り台東区との境にあったので台東区の住宅地図で確認すると果たして載っていました。明治通りの北側で昭和通りのすぐ裏手、地下鉄の三ノ輪駅のほぼ真上じゃないの。

 なのでふるさと文化館を出て昭和通りを南下、明治通り手前で左折すると卒塔婆がびっしり並んだ墓地の裏手に出たので塀沿いにぐるりと廻るとアレ?遊女の投げ込み寺とか苦界とか年季とかが実体化したかのような外見を何となく想像していたのにアスファルト舗装の境内で拍子抜け、正面右手は檀信徒用の駐車場で本堂もビル化している。
拍子抜け


 駐車場前の社務所に人が詰めているけどどうみても御朱印狙いの人か檀家さん対応係だし、本堂は小さな門を入って正面のビル2階だ。ビル2階なのはこの辺り万一の場合は2mを超す水が出るとか言うのでその対策なのだろうか?階段を上がってみると本堂はあれど賽銭箱も無くまだ16時過ぎだと言うのに扉が締めてあり中にも入れず、おみくじや札も売ってないしどうやって日銭を稼いでいるのやら?
本堂
 本堂下左手に墓地があり、外から見ると大量の卒塔婆が立っていて何とも知れない雰囲気。恐らく遊女の供養塔が有るならば墓地だろうにと言う事で檀家でもないのにズカズカ入る、すると卒塔婆大量の理由が解りましたよ。何の事は無い、墓の一区画が畳半畳あるか無いかと言う窮屈さでビッシリ墓石が並んでいるだけだったわ。間の通路もビックリする位に狭いので狭い敷地にどれだけ多くの墓を並べるか?と言う工夫と言うか苦心を感じる。

 成程霊園経営が収入の柱だったのか?江戸の昔から広い墓地を確保するのが難しかっただけなのかもしれない。ならば駐車場部分も立体化して墓地にすれば現在の倍の面積になるんじゃないの?とかも思う。そんな狭い通路を奥に向かうとちゃんと「新吉原総霊塔」がある、柄杓と水を貼った桶が置きっぱなしなので水をかけて拝んだり。基礎右手に「生まれては苦界 死しては浄閑寺」と言う句が埋め込んである、やっぱり通路が狭いのですがぐるっと廻ると正面左手より中の様子を覗く事が出来て骨壺?も見える。
新吉原総霊塔
 新吉原総霊塔の対面本堂ビル壁面に永井荷風の詩碑と筆塚もあり、永井荷風好きなら聖地かも。私はと言えば樋口一葉の「たけくらべ」で吉原界隈の描写が細やかだったので興味を持った程度ですが。何と言うか寺そのものには見どころがあまり無いので本当に観光スポットは本堂裏の墓地に集約している、ついでにすぐ近くの小塚原回向院に行っても良かったのですが、これまたアンダーパス脇のJRの線路際なのであまり期待して行くとガッカリするのかもと思いつつ今度行ってみよう。
永井荷風の詩碑

浄閑寺
http://www.jyokanji.com/
http://tokyodeep.info/post_459/


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