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一葉記念館 (台東区竜泉) [郷土博物館]

 本来は一葉記念館~足立区郷土博物館とハシゴする予定だったのが、足立区郷土博物館は収蔵品が多いだろうと思い一葉記念館はまた今度にするつもりで郷土博物館に直行したら展示が思った以上に簡単過ぎて40分で見終ってしまい15時半。予定ではこの後風呂に行くつもりだったけどコレから行っても出たらまだ夕方で汗だくは必定、なので16時半閉館の一葉記念館に引き返す。環七内回りを加平の入り口を過ぎてすぐ左折すると千住新橋にショートカット出来るのだよね、地元民みたいに道を知っていれば近道も有るだろうけど昭和通りから国際通り方向に進んで竜泉へ。

 すぐ近くの一葉泉が営業していた頃に来て以来だわ、まさかその後樋口一葉に興味を覚える時が来るとは。しかし時刻は16時前で閉館まで40分弱、24年間の生涯とは言え4フロアもある施設だし改めて来た方が良いかな?と思い中に入って正面受付の女性に「今から見学して全部見れます?」と聞いたら30分で廻れると言うのでその言葉を信じ大枚300円を支払い入場、1階は売店でグッズが売ってるけど私には100円で買い求めた新潮文庫の古本があるのよ。

にごりえ・たけくらべ (新潮文庫)

にごりえ・たけくらべ (新潮文庫)

  • 作者: 樋口 一葉
  • 出版社/メーカー: 新潮社
  • 発売日: 2003/01
  • メディア: 文庫


 本記念館的には「たけくらべ」を読んでから来ると良かった風ですが、私は最初から順に読んでまだ「にごりえ」しか読んでない。まさかの心中物だったが調子が面白かったです、新潮文庫版は旧仮名遣い等は現代化していると注釈がしてありますが、江戸の仮名遣いの解説本を入手して当時の平仮名がほとんど万葉仮名だったと思い知ったのでコレは仕方ない。展示の中にも一葉自筆の原稿用紙(自筆は大体複写だけど)がありましたが、見事な崩し字でこれをそのまま活字にしたって読めないものね
せんべい
 24年の生涯ですが五千円札になる位の人物なので、まともな展示は2階だけですけれども30分じゃとてもじゃないが見きれない、千代田区内幸町生まれだそうでちゃんと現地に行くとプレートが建っているらしい。文京区本郷界隈にも一葉ゆかりの史跡が沢山有るので樋口一葉をテーマに千代田・台東・文京区をグルグル廻ると楽しそう、新潮文庫を読み切ったらやってみようかな。

 小学校を首席で卒業したのに因習的な母に進学を止められて学校教育は断念したのか、ノーベル平和賞のマララさんみたいに女性が教育を受ける権利云々も昔の障害はその女性なのね。しかしそこは父の勧めで和歌・書道・古典の塾に通う事になったそうで、展示には一葉の文体に小学校のカリキュラムと王朝絵巻風の影響が云々とありますが、その辺は大学で日本文学専攻していないとわからないような。和歌だの書だのも複製が何点も展示してありますが、現代で言う中高生位の女の子がこんなに達筆なのか、現代教育って大学進学率は高いけど昔の数倍の時間をかけて尋常小学校レベルの学習をしている気もする

 そんな一葉の理解者であった父が他界して戸主として一家を支えるのが17歳ってなあ、今なら生活保護だなんだであまり心配が無い分むしろダメ人間化しそうなのが、一葉の場合は駄菓子屋を始めてみたりとバイタリティーあるわ。今と違い食えないイコール餓死の時代なので必死さが全然違うけど、それで小説家の原稿料が良いのを知って人生一発逆転を狙ったりするけど、妹が内職で駒下駄の表貼りをする様をしっかり観察して小説に生かすとかダメ人間の一発逆転ではなく日頃の心がけですね。

 そして本郷に移り住んで小説家一本で身を建てようと志して怒涛の執筆生活になるも結核で生涯を閉じるのか、と言うより十代と思しき時から肩こりだ腰痛だに悩まされていたと言うのも残念な気がするけどそれだけ当時は栄養状態が悪かったのか。若い女性が文学賞を取ったりすると昨今話題になるけどじゃあ樋口一葉はどうなのよ?と言う頭が賞を選考する側にもあるのかね、とりあえず新潮文庫を全編2回読んだらまた来たいと思います。
一葉堂

一葉記念館
http://www.taitocity.net/zaidan/ichiyo/


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