So-net無料ブログ作成

青天の霹靂? [時事ネタ]

BLOGOS 2017年04月10日 アスクル消防法違反疑惑-事前潜伏型二次不祥事への警鐘

 消防法違反と言われても当事者や現場責任者は青天の霹靂だったんじゃないのか?と言うリアクションが散見されます。消防法ってホテルや大型商業施設の避難誘導やスプリンクラー等消火設備の設置義務とか、アセチレンガスなんぞを貯蔵する危険物取扱者か、はたまた消防団なんぞに関係有るのだろうなとは思いますが、まさか商品在庫のスプレー缶なんぞで問われるとは。私なんぞの部外者にはビックリなんですがアスクルの巨大倉庫はともかく、小売店や卸業者なんぞにも当てはまるだろうし、ディスカウントショップやバッタ屋がスプレー缶を大量仕入れするともう消防法違反になるかもしれない。火災発生現場は入間東部地区消防組合消防本部の所轄ですが、埼玉県南西部消防本部。

埼玉県南西部消防本部 予防課 エアゾール製品の適正な保管について
>(1)エアゾール製品の噴射剤には、液化石油ガスを使用しているものがあります。
>(2)エアゾール製品のうち、保管する液化石油ガスの量が合計300kg以上になる場合には消防署への届出が必要となります。
>(3)液化石油ガスを充填したカセットボンベについても、保管する液化石油ガスの量が合計で300kg以上になる場合には、消防署への届出が必要となります。


 で、根拠条文が消防法第九条の三 と判ったので見に行ってみる。

消防法
http://law.e-gov.go.jp/htmldata/S23/S23HO186.html
>第九条の三  圧縮アセチレンガス、液化石油ガスその他の火災予防又は消火活動に重大な支障を生ずるおそれのある物質で政令で定めるものを貯蔵し、又は取り扱う者は、あらかじめ、その旨を所轄消防長又は消防署長に届け出なければならない。ただし、船舶、自動車、航空機、鉄道又は軌道により貯蔵し、又は取り扱う場合その他政令で定める場合は、この限りでない。

 はい、「政令で定めるもの」と言う法律屋でないと苦手な文言出ました。政令は「消防法施行令」じゃなくて「危険物の規制に関する政令」なのでまたわかり辛い。

危険物の規制に関する政令
http://law.e-gov.go.jp/htmldata/S34/S34SE306.html
>(届出を要する物質の指定)
>第一条の十  法第九条の三第一項 (同条第二項 において準用する場合を含む。)の政令で定める物質は、次の各号に掲げる物質で当該各号に定める数量以上のものとする。
>三  液化石油ガス 三百キログラム
>四  生石灰(酸化カルシウム八十パーセント以上を含有するものをいう。) 五百キログラム


 液化石油ガス(LPG)を300キロ以上保管していれば該当するとは思い至るのでしょうけど、ざっと検索しても液化石油ガスは塗料スプレー・殺虫剤・ヘアスプレー・制汗消臭スプレーなんぞに含まれているので大手ドラッグストアチェーンの物流倉庫や大型ホームセンターならば店舗ごとで余裕で届け出の必要有りに該当しそう。上記四の消石灰500キロなんて20キロ入り袋が25袋あればその量ですし。

佐倉市八街市泗水町消防組合 エアゾール製品の適正な保管について
>平成23年9月、神奈川県川崎市において、エアゾール製品を大量に保管していた倉庫で火災が発生し、鎮火までに長時間を要しました。
 
>調査の結果、保管されていた製品が危険物第四類第一石油類に該当し、指定数量を大幅に超えて保管されていたにもかかわらず消防法及び火災予防条例に基づく申請並びに届出が消防機関になされていなかったことが判明しました。


 今回のアスクルはメディアとしては絵面がハデだったので大々的に報道されたのですが、同様の事故は定期的に発生している模様。例えば個人店から始めて営業規模を徐々に大きくしていったとか、主力の製品やサービスの副次的にエアゾール製品が案外売れるので在庫を持っているとか、他業種から新規参入したとかだとエアゾール缶のLPGがまさか消防法の規制対象とは思い至らないだろうなと

 と言うかエアゾール缶一本に何グラムのLPGが入っているのかも解らないものね、それが300キロかどうかなんて。それこそメーカが出荷ケースに何グラムのLPGが入っていて、何箱以上ある場合は消防法に規定する届け出が必要とか注意喚起の印刷でもしておくしかないし。こう言う言われてみれば納得だけど自分が該当するとは思い至り辛い法令違反は予防や対策に注意喚起が難しいんじゃないかな?下手すると美容院に取扱責任者を置かなければならなくなるケースとかあるかもしれない。


nice!(10)  コメント(0)  トラックバック(0) 
共通テーマ:ニュース

nice! 10

コメント 0

コメントを書く

お名前:
URL:
コメント:
画像認証:
下の画像に表示されている文字を入力してください。

※ブログオーナーが承認したコメントのみ表示されます。

Facebook コメント

トラックバック 0