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ターンニングポイント? [時事ネタ]

内田樹の研究室 2017年01月15日  「民の原像」と「死者の国」

 おや、内田センセイの本を2冊ばかり(沢山出している中の2冊なので全然大した事ない)読んでブログはRSSリーダに登録してあるので大体読んでいる私ですがこの調子は面白い。内田センセイと言えば何しろ第一次安倍内閣誕生くらいから継続して強烈な反安倍・反自民派で、途中に加えて反橋下前大阪市長にもなって、トランプ次期大統領ばりにSNSを駆使する橋下氏とバトルを繰り広げた御仁です。

 最近のブログは東京新聞やしんぶん赤旗と言った上記記事風に言うと「日本のリベラル・左翼・知識人たち」向け新聞メディアに投稿した記事やインタビューを転載したものばっかりだったのが今回このような形で「日本のリベラル・左翼・知識人たち」にダメを出すとは思わなかった。私も元旦に「日本のリベラルはエスタブリッシュな硬直化した既得権者」と書いたばかりだから割と近い方向性なので可笑しかったよ。

 内田センセイはこの1月15日には珍しくも2つの記事を連投されている、上に書いた通り最近は時々記事転載でお茶を濁していたからこの突然の執筆意欲の原動力は何だろうか?

内田樹の研究室 2017年01月15日  『難しさ』とは何か?
http://blog.tatsuru.com/2017/01/15_1029.php


 これは100%内田センセイの仰る通りです、難しいなら読むのを諦めるか勉強して読むしかない。昨年私が紹介した「名将言行録」も舊漢字・漢文・候文のオンパレードで、こんなの読めるだろうか?と思って読み進めていたら、読み終える頃には舊漢字は調べたし・漢文は高校で習った書き下し文を思い出しつつ読んだら高校漢文の今更復習になったし・候文もパターンが見えてきて全6巻セットの名将言行録を全て読んだらコレは候文が書けるようになるなと思いワクワクした

 現実は残り5冊は手付かずですが。この生徒にせよ教師にせよ、学校のカリキュラムで教わる事が全てと言う発想はおかしいでしょう。学校は「コレが全てだ」を教える所ではなく、卒業後も社会で学習を継続していく為の思考のパターンや学びの手法を体に覚え込ませる場所だろうが。つまり知らない事に出会ったら、過去に習った事を復習するか、授業で実践した検索方法を実技として活用すれば良い。因みにそんな学習で一番重要なプロセスが「失敗」です、どんどん失敗して恥をかいたりお金や時間を無駄にしたりする事で学習の深度が進むと思うんだが、昨今は失敗をしない・させないから「失敗イコール死」位に考える人が多いのも問題だ。

 昔と違いパソコンやスマホを使えば辞書で調べる程度の知識なら簡単に分かるんだし。ちょっと話が脱線するけど、匿名掲示板で熱くなって雑談をしているのを脇で見ていると、気が付けば双方ともWikipediaだの知恵袋だのをブラウザの別のタブで開いてそれを安易にコピペしてレスポンチバトルをしているだけです。この作業で自分の理解の深度が深まるとは到底思えず、記憶の外部化と言えば格好良いが現実はスマホゲームと大差無い知性と程遠い作業と思う。

 話を戻すと、「難しいなら調べれば良い」と言う内田センセイの至極ごもっともな考え方と、そこに相いれない教師や生徒に対する失望があり、もう10年前の本になってしまったセンセイの「下流志向」そのままの構図が相変わらず存在するなと。学校で教える事を生業とされている方なので、その辺の突き放し方は教育の現場で学生と対峙しての戸惑いや絶望があってその結果として学ぶ側に「手間暇かけてもらう」と言う事で整理がついたのかなと。

 そんな学校カリキュラムを「コレが全てだ!」と決めつける様な人間を一生懸命に増やす過程に変えたのが「日本のリベラル・左翼・知識人たち」でもあるので、それを踏まえてダメ出しの2連投と言う流れじゃないかなと。たまたま月曜日の日経朝刊で社会保障費の増大を歳入と歳出のバランスを考慮せず己の権利ばかりを主張するモラルの低いフリーライダーの増大にあると言う調子の論文が載っていて、それを増やしているのも「日本のリベラル・左翼・知識人たち」だからね。その増えたフリーライダーが「日本のリベラル・左翼・知識人たち」の仲間になって教育水準やモラルの低い人種の割合が増える事が結果として質の低下に繋がる事もエスタブリッシュとして許せないのだろうか?

 故赤瀬川源平氏が日本のリベラルを突如「おばさんの民主主義」呼ばわりして靖國神社に参拝しに行ったりしていた事を思い起こす既視感と言うか、内田センセイの場合は反安倍だったりマルクス好きだけどその言行は以前からゴリゴリの保守だったので「日本のリベラル・左翼・知識人たち」を切ったとしてもそれほど不思議は無い、こう言うのもリベラル目線だと右傾化なんでしょうけど。


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