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葛飾区郷土と天文の博物館 (葛飾区白鳥) [美術など]

 23区の郷土博物館を余さず廻ろうと言う大志(低予算)を抱いて日曜日には葛飾区、所在地はお花茶屋の先で過去何度も行っているので勝手は判る。水戸街道で四つ木橋を渡り平和橋通り手前で曳舟川親水公園沿いに北上するとスーパーライフの手前にある筈、そう出がけにGoogle地図で確認したのに運悪く?銭湯マップを見たら親水公園の反対側にあると出ていたので却って迷ってしまった

 親水公園沿いに進めばドーム付きの大きな建物なので見間違えようが無いのですけどね、駐輪場に原付を停めて正面から入場すると右奥に受付が有るのでそちらに行くのかと思いきや、入ってすぐ右手に券売機が有り博物館だけと言ったら百円とな。チケットに押印して展示は2階3階だと、吹き抜け手前に階段が有るので上るしかない。エレベータ手前に大きな酉の市の熊手があり踊り場奥にはフーコーの振り子が
正面
 階段上がって右手が順路とか、奥の小部屋で「浮世絵展 名所江戸百景」をやっていたけどそんなに希少な展示でもないので帰りにざっと見てオシマイ。やはり郷土博物館だし、この手の施設は地域の小学生に郷土史を学ばせる事に主眼を置いているので大人の見学者についてはあまり考慮していない事が多いです。この施設はそれが極端で身長120cm位の人向け展示になっている、子供目線を大事にしてウォルト・ディズニーが整備したディズニーランドじゃあるまいし。


 郷土博物館だから先史時代から近現代まで順を追って展示するのが定石、と思ったらココはランダム。近代の農機具が並んでいる奥に弥生時代の土器が並んでいたりと一貫性が無い。それと説明書きがほとんど無いので恐らく「わたしたちの葛飾区」とかの教材を見ながら担任の先生と学芸員さんの説明を受けつつ見学するのだろうなと

 個人的には昭和30年ごろのマンガで、農村の小学生が夏休みにひたすら除草機を押している描写があったのを最近見たばっかりなので、その除草機(幕末製)が展示してあったのが良かった。農機具も柄が竹製とか、すぐに折れるんじゃないの?とか思いつつ見たり、平成生まれの小学生は竹の柄が爆ぜるように折れたりする経験は無いのだろうな

 それとこの展示は良いなと思ったのは、下肥(ウンコ)ね。江戸の資料館なぞでは人糞は農家が手数料を払って汲みに来て肥料にした、とかさらっと書いてあるだけなのですがココの展示では、人糞は有価物として組織的に回収して専用の運搬船まであったと言う一大産業っぷりが柄杓や桶とウンコ運搬船の模型なんぞと展示してありコレは知らなかった。明治期にゴミを種類分けした際も、人糞は換金性があるのでゴミ扱いしなかったとかで感心したわ。
下肥関連
 ランダム展示なので下肥の隣にキャサリン台風のビデオ展示、コレも小学生目線の位置にブラウン管式モニタが展示してあるんでもう腰かけて観ようか?と思ったけど頑張って屈んで観たよ。キャサリン(カスリーン)台風ってあったな、位の認識でしたがビデオを見て16日に上流で決壊した洪水が徐々に南下して19日に足立・葛飾・江戸川の下町エリアを吞み込んだと知ってビックリ

 葛飾っ子は多分全員知っている話が同じ23区民でも反対側の大田区民は知らんもんね、逆に昭和の何年だかに狛江の辺りで多摩川が決壊したのは葛飾の人は知らないだろうけど。それで整備されたのが夏前に渇水だ何だで話題になった利根川水系8ダムだったとか、そんな防災や治水を忘れて「ダムはムダ」とか言っちゃう鶏頭もいるのでこう言う展示は大事です。ビデオでは当時のニュース映像で町内や村内が濁流と化した生々しい様子が記録されていました。

 そんな、ランダムな展示ですが全般的に葛飾区ならではだなと。もう一つの展示の主眼が葛西城でもうそんなの全然知らんものね、解説ビデオの上映時間が長いので飛ばしたけど。農村地帯だったのでレンコン農家や稲作関連の資料と、そう言う地域ならではの郷土料理が農作業用の携行食やハレの日のちらし寿司だの、インスタントラーメン登場後は出荷出来ないクズ野菜を具にしたラーメンとか、やっぱり郷土博物館は食べ物系の展示が無いと面白くない

 その先に郷土博物館お決まりの昭和の暮らし展示、コレは学習教材である以上欠かせないのは分る。葛飾区も工場の町だったそうで昭和の住宅の隣に昭和の町工場が復元されているのがお値打ち、ただ、近隣の廃工場から引き取って来た機械がランダムに集積されているようで。もうちょっと何を製造していた工場だかコンセプトがあった方が良いね、中古機械からどうしても臭ってくる作動油の臭いはそれっぽいのに。
工場
 住宅のほうは座敷に上がって服を着ても良いとかで体験型学習仕様、この手の復元住宅が異様に狭いのはリアルでこうだったか展示スペースの都合上狭くなっているのかももう忘れてしまった。昔の団地とか40平方メートル2DKで4人家族用だから狭くて間違い無いのか?キッチンは三丁目の夕陽風味で板の間に電気冷蔵庫と勝手口のタタキに旧式の冷蔵庫があったり、そしてキッチン奥にトイレがあるんだけど、風呂トイレは離れの時代にこんな水周りをコンパクトに設計するのかね?トイレはボットンで外側にちゃんと汲み取り口があるんでまた小学生歓喜ポイントだろうか?
汲み取り便所
 ちょっと平成入っているような昭和のおもちゃとかオート三輪を見て3階の天文館へ、こちらは簡単な展示なんですがキモはプラネタリウムらしい。17時の閉館時刻にプラネタリウムのお客がゾロゾロ出て来たのでマイナーな様で天文ファンには有名な施設なんだなと、子連れ客なんて全然おらずピンの中高年男性がほとんど。とか、1階ホールで昔の通知表を見ながら観察。展示の配置や説明が葛飾区の社会科の教科書を持ってる前提になっているのでかなり不親切ですが、展示内容は葛飾区の地域性が良く出ていて興味深かったです。

葛飾区郷土と天文の博物館
http://www.museum.city.katsushika.lg.jp/


タグ:お花茶屋
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