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それは余計なお世話 [心と体の健康]

デイリースポーツonline 2016年3月23日 「美味しんぼ」大団円で最終回へ

 最近はほとんど政治漫画だったらしいので連載当初の趣旨からしたらもう終了で正解でしょう、1~10巻目位はインパクトあったし合成清酒に代表されるような戦中に開発された怪しげな食品や調味料を糾弾したのは凄く意義が有ったと思う。私は今でも自宅でステーキを焼く時は第3巻「肉の旨味」に登場するステーキ名人の伝助さんの焼き方をかれこれ30年間そのまま真似しています

 で、第1巻第3話「寿司の心」では銀座の高級店の寿司が不味い理由を証明するために握り寿司をCTスキャンしたりまでして高級店の大将のプライドを叩き潰すんだ。この漫画はえてしてこう言う展開が多いんだけど、視点を変えると山岡士郎と言うかなり重症な発達障碍患者の痛々しさの方こそが寿司屋の大将のプライドよりも描写されている、後に山岡自身が自分の生まれ育った海原家が機能不全家族だったと告白したりでもうインナーチャイルドがどうこうと言う流れが原作者の雁屋哲氏自身全く無自覚に掘り下げていたのが面白かった。

美味しんぼ(1) (ビッグコミックス)

美味しんぼ(1) (ビッグコミックス)

  • 出版社/メーカー: 小学館
  • 発売日: 1984/11/30
  • メディア: Kindle版


 初期山岡士郎が己の攻撃衝動を抑える事が出来ない、と言う発作みたいな流れで飲食業界や食材のウソを斬るのが連載開始当初の美味しんぼの面白さなんだよね。真実を話しているから・ウソを暴いているから正しいんだ、許されるんだ、と言う勧善懲悪調のお話は基本一話読み切りスタイルで叩かれた方が降参して最後は仲直りと言う体裁なのであまり気にならない。

 しかし、逆に山岡が負けた話では魔太郎ばりにヘイトを溜め込んでダークヒーロー山岡士郎と言うもう一つの顔が前面に出たりする。時代的に80年代新左翼のシラケや茶化しが出版物を席巻していたので70年代劇画みたいにはならないけど、その辺は原作者が劇画時代から活躍しているからそうなるんだろうか?

 そんなシラケや茶化しは80年代サブカルの根幹となり、そのまま匿名掲示板の文化になってる。なので新左翼世代が匿名掲示板の利用者を「ネトウヨ」と蔑んでみたり逆に「ブサヨ」とか言うのは自分の親や後継者を批判しているだけで結果自己批判になってないか?新左翼世代も親世代を否定するところから来ているのでそのジュニア世代が親を否定しても何も不思議じゃない。

 ただ、美味しんぼのモノマネをしているワケでも無いのだろうけどリアルで影響を受けている人が多いのは困りもの。批判や評論をしたって出演料や原稿料が貰えるでもない人ほど熱心に床屋談義を繰り広げるんだけど、根底に「真実を話しているから悪くない」みたいな驕りがあるんだよね、それってテロリストの論理ですよ。

 とか思うんだけど、お茶の間評論家さんに「それは正義感じゃなくて恐らく発達障碍の症状じゃないですか」なんて言ったら怒らせるどころじゃないので黙って見守るように心がけています。心がけていますが、類友でそう言う人間が周りに多い私も同類なので得意がって批判してしまう事もしばしば。しばしばと言うかこのブログもそんな記事が多いので本当に努めて自重せねば。


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