花王ショックからトヨタショックへ [メディア観察]
>花王ショックって2003年度花王は過去最高益を上げたんだんだけど、その理由がTVCMを半減して浮いた予算を店頭販促にむけた事だった。以降他社もその戦略を追随してTVCM業界に大打撃を与えたって話でしょ? (その影響でサラ金のCMが増えた) にたような話にある自動車メーカーが新車が実験的に広告をTV使わないで販促してもあまり販売台数が変らなかったって事件(マスコミにしてみれば大事件w)もあったらしいですね。
と言う2chに転がっていたコピペを転載してまとめた「TV-CM終了のお知らせ」と言うのが異常に人気です。土曜にはこの記事だけで千アクセス以上あって、お陰で土曜はSo-netブログアクセスランキング20位でしたよ、皆休みの土曜に検索するなんて職場のWEB利用はうるさいのか。いや、ライブドアブログやココログなんていう大手じゃなくて傍流のSo-netだから大した事ないんだけど。で、今現在の花王のテレビCMはと言うと。
CM@Navi テレビCMランキング 2008年8月20日(水)
http://www.cmnavi.net/
◆2008年7月、CM放送回数 広告主ランキングは関東・関西・名古屋の3地区で花王がトップ。
1 花王 4,067
2 興和新薬 2,880
3 サントリー 2,568
4 ハウス食品 2,377
5 日本コカコ-ラ 2,357
うは!!!www。トップじゃないの。とか思ったら5月は3位と低いですね。「花王ショック」検索が急増したのがこの数ヶ月の事なので危機感を抱いた広告代理店とテレビ局が自らの業界の意地と面子とプライドにかけて花王に怒涛の接待攻勢をかけて広告を勝ち取った!とかならそれはそれで笑うと言うかめでたいと言うか。冷静に見ると花王のテレビCMは、5月:4,093回70,215秒・6月:4,315回74,055秒・7月:4,067回69,585秒と横ばいで、5月は1位が前月比187.9%の興和新薬で2位が同200.5%のハウス食品が異常なだけですけどね。いや、花王より下だけどトヨタも前月比307.9%と5月はテレビCMを頑張ったのですね。で、そのトヨタ自動車。
天漢日乗 2008-08-31
トヨタ、マスメディアの広告費3割削減→毎日新聞に広告出稿を続ける企業への電通の接待→WaiWai問題に火がつき始めてからそろそろ75日です
http://iori3.cocolog-nifty.com/tenkannichijo/2008/08/3_59d3.html
>トヨタ自動車が原材料価格高騰や北米市場低迷で収益が圧迫されていることを受け、2009年3月期(今期)に新聞やテレビなどのマスメディア向け広告・宣伝費を、前期比3割弱削減することが29日、明らかになった。同社は今期の連結営業利益を29.5%の大幅減益と予想しており、経費削減を一層推し進める。
>広告・宣伝費については最大手のトヨタのほか、日産自動車など大手各社も絞り込みを始めている。マスメディア業界の収益にも影響しそうだ。(2008/08/30-02:54)
と言うのは時事通信の孫引きですが。で、INSIGHT NOW!の記事。
「トヨタ、マス広告費3割カット」の記事背景を読み解くと…寺西 隆行 2008年8月31日
http://www.insightnow.jp/article/1950
は全面公開していないから寺西氏のブログへ。
教育・受験に携わる社員として~「和顔愛語 先意承問」
トヨタ、マスメディア広告費3割カットを読み解く。[2008年08月30日(土) ]
http://www.zkaiblog.com/histaff/archive/572
>1.まず、マスメディアの単価そのものが下がっていること
>しかし、「広告費減」は「出稿量減」と直結しません。このことを弁えておく必要はありますね。
>4.マスメディアへの更なる圧力環境を生む
>マスメディアへの出稿を減らす企業が増えるでしょう。今やインターネットがあります、マスメディア独占は崩れているんです。マスメディアは出稿を確保できなければ当然営業に走り、更なる単価減を、特にトヨタのような大企業には提案するかもしれません。
>5.そもそもどこかで、トヨタはインターネットマーケティングが成功している
>トヨタのインターネット広告、TVや新聞ほど「多い」というイメージは受けていないかもしれませんが、我々の知らないところでユーザーに確実にリーチできる広告手法が確立されたのかもしれません。
インターネットマーケティングなら「花王ショック」の花王でも。古い記事ですが。
NBPCマーケティング通信 2006年3月号
花王がアクセスログ解析を駆使したWebマーケティングの取組事例を紹介
http://consult.nikkeibp.co.jp/consult/market-news/contents/release2.html
>テレビとパソコンや携帯電話を同時に見る人が増えつつあり,検索とメールを使えば生活者はテレビの前で情報探索者にも情報発信者にもなれるようになった。例えば,夜9時のテレビCM開始と同時にWebサイトへのアクセスが急増する。あわててパソコンの電源を入れた様子は感じられない。パソコンを使いながら,テレビも見ているのだという。
>このような時代,生活者とメディアとのかかわり方も変わってくる。花王が横浜でシャンプー「アジエンス」の大規模なイベントを開催したときは,その翌日,多くの人がブログに書いてくれたという。メーカーの情報を受けて,個人が自分事として情報を発信する。個人が情報発信の大きなパワーになっていることを石井氏は実感している。
トヨタのテレビCM効果への考え方にはこういう穿った見方も。
日刊サイゾー 2008.07.15 火
パチンコ解禁は断末魔? 信頼も文化も失ったCMの未来(前編)
http://www.cyzo.com/2008/07/post_735.html
>先日、08年3月期で、民放キー局全5社の営業利益が減益だったことが発表されました。主だった理由は、スポットCMの出稿量が減ったことです。一方で、国内の純広告費は4年連続で増加しています。これは、テレビというものへの、クライアントからの評価が下がっている結果だと思うんです。スポンサーは、テレビの広告効果が落ちていることをいろんな調査で把握していて、広告の放送料の値引きを要求してくる。それは合理的な商取引として当然です。
>最近でいえば、トヨタの「レクサス」の広告展開が、テレビの影響力のなさを明らかにしたと思います。広告出稿量ナンバー1企業のトヨタは、レクサスの顧客となる高所得層はテレビをあまり見ないというデータを持ってますから、レクサスのテレビCMをほとんど打っていません。今まで業界人がうすうす感じていた「テレビを使わないほうが、品が良くないか? ブランド構築においてプラスじゃないか?」という思いを、レクサスは忠実に体現した。ただ、今の段階で、レクサスは国内では苦戦をしている。なのに、「ほら見ろ、テレビCMをやらなかったからだ」という声は聞こえてこないし、トヨタ自身もテレビCMを増やそうとしない。このこと自体が、テレビの現実に企業側が気づいている証左だと思うんです。
企業が商品を宣伝して販売する以上は広告はなくならないんだけれども。ただ、当然費用対効果で一番効率よくターゲットユーザーに響く広告を打たないと駄目だから今までの「万能なテレビCM」はもう帰ってこないんじゃないの?アレだ、聞いた事もないレコード大賞とか観た事もない人気ドラマと同じ。テレビ業界に関してはこういう暗い話題も。
池田信夫 blog 2008-07-25 地デジの非常識
http://blog.goo.ne.jp/ikedanobuo/e/074850c7252e6b8de219d51e7c9792e3
>こうした非常識な計画に冷水を浴びせたのが、小寺信良氏の報告だった。彼によれば、アナログ放送をやめたフィンランドでは、これをきっかけにテレビを捨てる人が大量に出て、国営放送の受信料収入が大幅に落ち込んでいるという。MIAUのアンケート調査でも、「ダビング10など使いにくい地デジは見ない」という答が多く、「2011年にアナログ放送が止まったらどうするか」という質問に対して、ほとんどの人が「テレビは捨てる」と答えたという。Werbachもいうように、2011年はテレビという20世紀のレガシーに縁を切るいい機会だろう。
見方を変えれば、「老人とガキ、金のない暇人」と言うマーケットをがっちりと掴んで金の掛からない娯楽の王様としてのテレビの地位は却ってサラ金やパチンコCMで強化されたようなものですから、例えば「店舗がけばけばしい・客層がキライ」と言う人も多いドンキホーテみたいに「消費意欲が旺盛な低所得者層」向けに特化してしまえばまだまだ商売になりそうです。別にテレビ業界とテレビマンはオシャレで先端いっていないといけないと言う決まりはないんだから場末臭が漂ってもキニシナイ。それなら現状の通販番組やバラエティ路線は強化こそされ見直す必要もないし。ただ、中の人の意識改革や財務内容の見直しは必要かもね、百貨店がディスカウントショップに業種転換するようなものだから。
【参考】
読売ADレポート 2000.10 広告主はメディアをどうとらえているか トヨタ自動車の場合
http://adv.yomiuri.co.jp/ojo/02number/200010/10toku3.html
【追記】
J-CASTニュース 自動車業界、広告費大幅削減 新聞などマスコミに大打撃? 2008/9/ 1
http://www.j-cast.com/2008/09/01026062.html
>「トヨタは、『3割削減』という目標を掲げていますが、実際には過去の付き合いなどあって、この数字は達成できないと見ています。ただ、最低1割程度は減らしたいとしており、特に新聞については、『広告媒体としての価値は非常に落ちている』との評価です」
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最近「花王ショック」の単語検索が多いようなので、ちょっと気になっていました。 そしたら、こんなまとめなサイトがありましたので、詳しい...
トヨタ自動車系列の自動車販売会社「ネッツトヨタノヴェル三重」(本社・三重県四日市市)の三重県北部の店舗で、男性店長(33)が男性新入社員(23)に対し、胸や腹などを殴って肋骨(ろっこつ)を折るなどのけがを負わせていたことが5日、分かった。社員はけがの後、会社を休んでいるという。同社は社…[続く]













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