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書評 会議質 [書籍他]

 おちまさと氏の「鉄板病」と同時購入。コレもおちまさと氏の本。「鉄板病」程の鋭さに欠けるというか。

会議質

会議質


 この本で言う「会議」とは企画会議を指していて先日の新年会で思い知った様にクリエイター集団が何かを生み出そうとする際のブレインストーミング的なものを指してるのかなと。逆に我々の組合で幹事会や役員会として行なう会議は「報告会」ですね、と切って捨てられています。まあ、確かに何かを生み出そうという事一切無いですからね。討議事項も前提や根拠条文、上位組織の意向や方向性が提案されているからまあ意見も出ないというか実質報告事項だし。そう言った「報告会」に関しては「電話やメールで済ませる・若しくは止める」と言うのは仰る通りなんですが、良くは知らないけど上位組織から会議を開く頻度や回数、決定すべき事項に付いて指示が有るのでしょう。で、実績作りの為に我々哀れな被害者(肩書きは立派ですが)が貴重な時間を眠気と戦いながら(爆睡OKにすればそれこそ午睡として有意義な気もします)浪費する訳です。予算は毎年余るから兵馬俑みたいな「陶器製の税理士」で代替出来ないものかね?

 と、言う形式的・儀礼的な「会議」のある意味風物詩とでも言える出席者を、会議をまったく別の視点から、クリエイターとして何か新しいものを想像する為の手段と考えるおちまさと氏が分類する「番外編 会議クラッシャー列伝」は高々15ページほどですが本書のキモと言えます。てか、この15ページでゲラゲラ笑う為だけに本書を購入する価値は有るかと。とは言え「会議クラッシャーも必要な存在?」と気配りを見せたりと「鉄板病」ほどはっちゃけないよな。アレはあまりにも本当の事が書いてあったから周りの鉄板の人達にも流石に自分の事が書かれていると気付かれて嫌味でも言われたのか?だから鉄板病では業界批判めいた事も書いてあったのが、今回は「自分はテレビ業界の人」と言う立ち位置を前面に押し出しています。という、おちまさと氏の気配りと言うかフォローを汲み取るというか敢えて読み飛ばしてしまえば相変らず本質を見抜いて簡潔にまとめてしまう構成力は凄いです。

 本書でおちまさと氏は会議には目的がある、と言う当たり前なんだけど形骸化と言うか儀式や手続き上のステップと化した「報告会」では完全に欠落してしまった事を明確にして、TVのバラエティのように司会をMC、その他の出席者をパネラーと名付けてそれぞれの心構えや段取り、役割分担を提議しています。と言うのはあくまでも会議は良い企画を生み出す為の手段だから、答えが5分で出たらそれで終らせれば良いし、煮詰まってきたらどうやって空気を変えるか?会議の中で発言や討論を如何に最終的な目的に誘導するか、はたまた若手のパネラーを将来のMCに育て上げる為にMCはどう言った目配りをすべきか?と言う方法論・本質論が「鉄板病」同様、2~3ページの短い文章でまとめてあってしかも読み進むとちゃんと関連付け、順序だっているという構成も見事

 ただ、我々の組合の「決定のプロセス上会議を開いて意見を汲みあげましたと言う記録を残す為のアリバイ作り」と言う「報告会」は何かを生み出す為のクリエイティブな作業ではなく、責任回避とアリバイ作りが目的なので残念な事に参考にならなかったです。自分の事務所に若い職員を入れた時に自分のアイディアをぶつけてみてその反応を見たり反応次第で結論が変える際には参考になるかも?

 しかしおちまさと氏、TVの構成作家からバラエティ番組のプロデューサーになったという事で本書で語られている会議は当然バラエティの企画を練る為のモノ。「俺の企画はこんなに視聴率たたき出している」とか豪語されても視聴者サイドからは「バラエティ=タレントが内輪の雑談をしている番組」なのは動かしようの無い事実。おちまさと氏も後書きで>雑談はあくまで雑談。本来、酒を飲みながらするようなレベルの話なんです。とか雑談と会議の違いを語っていますがそのまま雑談とTV番組の違いにもならないんですかね?視聴率の数字を挙げていても分母の視聴世帯数(HUT:総世帯視聴率と言うそうです)が減少しているなら、高視聴率番組といえど絶対視聴者数はドンドン減少するという出版社や新聞社と全く同様の問題があるのでは?いや、実際減少しているそうだし。と言う事は放送局側が考える事であって、フリーのおちまさと氏は職人的に依頼された通りに視聴率の上がる番組を企画しているのでしょうけど。

ビデオリサーチ
世帯視聴率の計算方法
http://www.videor.co.jp/rating/wh/09.htm
視聴世帯・人数の推定
http://www.videor.co.jp/rating/wh/13.htm


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野良衛門

 税理士会が会議をする本当の目的は、参加者に会議終了後に飲みに行く口実を作ってあげることにあります。

日税連の会合に参加する方々は、会議終了後、銀座etcに行くことをとても楽しみにしているようです。
by 野良衛門 (2008-01-12 17:19) 

furitann

 ああ、それが末端のうちの支部まで実践されていますね。最近は大体断っていますが。何だか話題が無限ループで脱出出来ない感が強し。

日税連て、大崎だから五反田か品川で飲めばいいのに、税理士なんてその辺で十分でしょ。銀座までねえ。
by furitann (2008-01-12 22:37) 

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